ヨセフ 兄弟 和解


■創世記45:1〜28(45章終わりまで) 24こうしてヨセフは兄弟たちを送り去らせ、彼らに言った、「途中で争ってはなりません」。 今日の箇所でヨセフは、とうとう自分の正体を兄弟たちに打ち明けます。ヨセフは兄たちに、22年前に自分をエジプトへ売ったことを、悔やんだり、責め合ったりする必要はない、と言いました。17歳から30歳までの13年間に及ぶ奴隷の生活、牢獄での生活を振り返り、兄たちに恨み言を言おうとするならば、山程あったに違いありません。しかしヨセフは、悔やんだり、責め合ったりする必要はない、と言うのです。その理由ははっきりとしています。今お読みしたヨセフの言葉の中に、三回同じ言葉が繰り返されているからです。それは「神が遣わした」という言葉です。, ヨセフは、兄たちに売られてエジプトに来ました。それは紛れもない事実です。しかしヨセフは、この事実の背後に働かれる神様の御手、神様の御計画に目が開かれたのでした。そして、神様の御手の中にある人生として、自分の人生を受け取り直したのです。その時に、自分がエジプトに売られてきたことが、全く別の意味を持ち始めました。それは、神様の祝福を受け継ぐヤコブの一族が、この飢饉の中で滅びることがないようにという神様の慈しみとご配慮、救いのご計画であった、ということです。それ故にヨセフは兄弟たちを責めることがなかったのです。ヨセフと兄弟たちとは、ここでようやく和解することが出来たのでした。, きっとヨセフは、兄たちのことを恨んだ時もあったでしょう。自分の人生を呪った時もあったと思います。ヨセフが、エジプトで兄たちと再会した時、すぐに自分の正体を明かすことが出来なかったのも、ただ兄たちの心がどのように変わったのかを試すためだけではなくて、ヨセフの中に、まだ兄たちに対する赦せない気持ちが残っていたからではないかと思います。, しかし、そういうヨセフの気持ちが、全ては神様の御手の中にあることなのだと変わっていったのは、二つの主の御業が関係していたように思います。一つは、ヨセフの落ちるばかりであった運命が、突然高く引き上げられ、エジプトの総理大臣にまでなった、ということです。この普通では考えられないような特例の出世は、自分の人生が何か神様の目的あっての人生なのだ、ということを、ヨセフの心に強く印象づけたのではないかと思います。ですからヨセフは、41章51節のところで、生まれてきた長男に「忘れる」という意味の「マナセ」という名前をつけ、「神が、わたしの労苦と父の家のことをすべて忘れさせてくださった」と言ったのです。この時、ヨセフの心の中で、「もう過去のことは忘れよう!」そして、「神様が私に与えようとしておられる人生を受け入れよう!」という気持ちが定まったのだと思います。, ところが、こうしてヨセフが過去のことを忘れ、新しい人生に目を向けて生きていこうとした時に、そこに22年前に生き別れになった兄たちが現れたのです。それは全くの偶然でした。けれども、聖書には本当の偶然などありません。全てが神様のご計画なのです。ヨセフも、兄たちとの再会をそのように感じたことでしょう。せっかく辛いことを忘れて生きていこうとしていたのに、神様はどうして今そのことを思い出させるのだろうか。きっと、このことの中にも、神様の目的があるに違いない、と確信したのだと思います。, 兄たちとの突然の出会いに動揺しつつ、懐かしさと怒りという複雑な思いを抱えながら、ヨセフは、すぐには自分の正体を明かすことが出来ませんでした。まずは自分の正体を隠し、兄たちの心を探ろうとしたのです。この気持ちは、私たちにもよく分かるのではないかと思います。こうしてヨセフは、怖くて荒々しいエジプトの総理大臣を演じながら、兄たちをスパイ扱いしたり、「ベニヤミンを連れて来い!」と言ったり、シメオンを人質にとったり、ベニヤミンを泥棒にしたてたりして、兄たちの本音を探ろうとしたのでした。, そうすると、兄たちも兄たちなりに、自分たちの犯した罪に苦しみ、悩み、自分を責め続けていることが分かり始めます。罪を犯した者が、自分の罪意識と裁きに苦しむのは当然と言えば当然のことでしょう。しかしヨセフは、そのことの中に、やはり神様の御業を感じたのだと思います。特に、ユダの嘆願の言葉の中に、ヨセフは神様の御業を認め、兄たちもまた神様の赦しと愛を受けているのだ、ということを受け入れることが出来たのではないでしょうか。, 兄弟であるヨセフを奴隷として売ってしまったのは兄たちのとんでもない罪でした。しかしまた、兄たちの嫉妬をかうようなふるまいがヨセフにあったことも確かです。ヨセフも決して罪のない人間ではありません。このように人間の営みは、お互いに様々な罪を持った人間同士の敵意と敵意のぶつかり合いなのではないかと思います。そして、そのことによって、様々な悲しいこと、悲惨なことが起こってくるのです。この世は、ヨセフが体験したような様々な苦しみや悲しみに満ちています。けれども、そのような罪に満ちた人間の営みの中で、神様の救いの御業は前進していくのです。そして、もう決定的なことは既に起こっています。イエス・キリストが他でもない私のために十字架の上で死んで下さいました。そのようにして私たちと神様との間に和解が与えられたのです。もう神様の御業は既に私たちの内側で始まっています。そうであるならば、私たちは何をあたふたする必要があるでしょうか。イエス・キリストの十字架による和解は、必ずや新たな和解を生み出し、やがては完成へと導かれていくはずであります。, 千里摂理教会の日曜礼拝は10時30分から始まります。この礼拝は誰でも参加できます。クリスチャンでなくとも構いません。不安な方は一度教会にお問い合わせください。, ホームページからでしたらお問い合わせフォームを。お電話なら06-6834-4257まで。お電話の場合、一言「ホームページを見たのですが」とお伝えくださると、話が伝わりやすくなります。.
創世記の終わりのほうに記されている、ヨセフと兄弟たちとの和解の話は、私たちに人を赦すことの大切さを教えています。兄弟たちが憎し見合うきっかけを作ったのは兄弟たちの父であるヤコブでした。ヤコブは四人の女性と結婚しました。
18父上と家族をここへ連れて来なさい。わたしは、エジプトの国の最良のものを与えよう。あなたたちはこの国の最上の産物を食べるがよい。』 それ故にヨセフは兄弟たちを責めることがなかったのです。ヨセフと兄弟たちとは、ここでようやく和解することが出来たのでした。 きっとヨセフは、兄たちのことを恨んだ時もあったでしょう。自分の人生を呪った時もあったと思います。

兄弟たちは父ヤコブにヨセフが野獣に襲われて死んだと報告し、ヨセフの服にヤギの血をつけて見せる。ヤコブはヨセフが死んだと思い、嘆き悲しみ続けた。 ヨセフが売られたのは、エジプト王に使える侍従長ポテファルであった。 バベルの塔あたりまでは聞いたことがあったんですが、このあたりのエピソードは僕はあんまり詳しく … そして、このように生まれ変わったヨセフのもとに、ヤコブもお兄さんたちがひれ伏すようになり、そこでヨセフと兄弟たちは和解をし、バラバラであった家族がもう一度ひとつになるという夢が実現します。つまり、これは正夢だったのです。 C 原則に堅く立つヨセフ 39:1-40:23 『この事件はすぐに王の耳にはいった。王は、ヨセフに深く感謝していたので、「私はあなたがたに、エジプトの地の良いものを与えます」(創45:18)といってヨセフが家族を迎えることに承認を与えた。兄弟たちは車や食料を十分に与えられ、全家族と従者たちがエジプトに移住するのに必要なすべてのものを得て出発した。ヨセフはベニヤミンに他の兄弟たちよりも高価なものを贈った。故郷に帰る途中で争いが起こるのを心配して、出発するにあたり、「途中で争ってはなりません」と告げてみんなに贈物をした。』 9あなたがたは父のもとに急ぎ上って言いなさい、『あなたの子ヨセフが、こう言いました。神がわたしをエジプト全国の主とされたから、ためらわずにわたしの所へ下ってきなさい。 『ヨセフは弟ベニヤミンのくびを抱いて泣き、ベニヤミンも彼の首を抱いて泣いた。またヨセフはすべての兄弟たちに口づけし、彼らを抱いて泣いた。そして後、兄弟たちは彼と語った。兄弟たちは、心を低くして罪を告白し、赦しを請い求めた。彼らも長い間、不安と悔恨の念に苦しんできたが、今、ヨセフが生きていたことを知って喜んだ。』(希望「人類のあけぼの」P115) さてと、ヨセフの物語も今回で最後。つまり、アブラハムから続いてきた「族長の物語」もこれでラストだ。族長の順番、覚えてますか?(途中で覚え方が少しずつ変化したけどな), アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、と来て、エジプトに行っちゃう(その結果モーセの代で苦労する)、というのが旧約聖書「創世記」の、族長たちの物語だ。そう、エジプトに行っちゃうのも一緒に覚えるといいと思う。, カナンに来て、エジプト行って、カナンに戻ってきて、またエジプト行って、そしてモーセの代で超苦労してカナンに戻る。, いや、最初っからカナンに根ぇ生やせや!ってことですよ。だってカナンは「神から約束された土地」なわけ。, 神が守ってくれるはずなんだから、飢饉くらいですぐ引越するなよな・・・(まぁパレスチナあたりの飢饉がとんでもなく大変だったということなのだろうけど)。, さて、ヨセフの物語の最終話。ヨセフは自分を奴隷に売った兄弟たちと再会し和解するお話だ。そして父ヤコブ(改名してイスラエル)とも再会する。, 感動的なエピソードなんだけど、逆に画家たちの想像力はあんまりジャンプしない。たぶん、エピソードが感動的だとどうしても説明的になっちゃうんだな。場面を説明しておけば、人は感動してくれるからね。, それを聞いた王が「なるほどー。わかった。その通りかもしらん。なるほどねー。というか、YOU、いいじゃん。YOU、なかなかできるじゃん。YOU、総理大臣やっちゃいなよ!」ってなって、ヨセフは王に次ぐ「国のナンバー2権力者」になったという物語。, すごいな王さま。冤罪とはいえ、「奴隷の分際でご主人である侍従長ポティファルの妻をレイプした罪」で収監された囚人なんだけどな。, その間、ヨセフは、大豊作に浮かれず、ちくちくと備蓄する。次の7年の大飢饉のためにひたすら備蓄する。, エジプトは備蓄が豊富にあるから余裕で持ちこたえる。でも、周辺諸国は大飢饉で「ひえ〜!死ぬ〜!」ってなっているわけだ。, 総理大臣になったヨセフは、たぶん左上の偉そうなヒト。というか、1000人抜きくらいの大出世なんで、ヨセフを憎んでいる人も多いと思うぞ。, この絵、タイトルが『エジプトで穀物を売るヨセフ』なので、最初は賑わっているエジプト市場の様子かと思ったし、明るい顔の人たちも多いけど(右端の羊飼いの女性とか)、飢饉で食いつめた人たちも来ているね。, 後ろの男とか泣いてるし、なんか大変そうな一家だ(いい服着てるし太ってもいるけどね)。, そう、彼らが住んでいる「約束の地カナン」も大飢饉に襲われ、彼らは穀物を買いにエジプトにやってくるのである。, レンブラントの師匠、ピーテル・ラストマンも描いている。ヨセフは中央上のターバンかな。飢饉で苦しむ周辺諸国の人たちが押し寄せて、備蓄の穀物を倉庫から出してきてどんどん売っている。エジプトは大もうけするわけだ。ただ、人々に飢饉感が感じられないのがちょっと残念。, バルトロメウス・ブレーンベルフ。ヨセフは右上の階段の上の人かなぁ・・・。いや、左上のテラスで傘をさされているターバンがヨセフかもしれない。よくわからん。この絵でも周辺諸国から人々が押し寄せてきている。左端の人はなんだろな。小人の召使いに「買ってらっしゃい」ってお金を渡しているみたいだ。この絵は真ん中右の群衆の動きや表情が逞しくていい。, 7年の大飢饉を表す象徴としての7人の痩せこけた老婆たち(たぶん)。それがエジプトの象徴ファラオに襲いかかろうとしているけど、ヨセフがしっかり救う、ということを象徴的に表した絵かなと思う。ちょっと面白いね。, ヨセフの父ヤコブ(イスラエル)や兄弟たちの住む「カナン」も大飢饉に見舞われていて、困った兄たちは、末の弟だけ父の元に残して、エジプトに買い出しに来る。そして、総理大臣であるヨセフに「売ってくだせぇ〜」とお願いする。, でも、兄たち、ヨセフに気づかないんだな。ヨセフは、この回で書いたように、17歳で兄たちに奴隷としてエジプトに売られちゃって、いろいろ苦労して30歳で総理大臣になり、それから7年の大豊作と2年の飢饉があったので(下の方で「あと5年飢饉が続く」と言っている)、たぶん39歳。22年ぶりに会うわけだ。, しかも兄たちはまさかヨセフが総理大臣になっているなんて思わない。だからひたすら頼むわけ。, 兄たち「お願いですだー、総理大臣さま〜、売ってくだせー」ヨセフ「・・・(うわ、憎っくき兄さんたちだ! くぅーいまごろどの面下げて・・・ん? あれ? ひょっとして僕に気づいてない? ということは復讐するチャンス?)」, ヨセフ「・・・お前たち、敵のスパイだな」兄たち「め、め、滅相もございません! わたしらカナンから来た貧乏な一族ですだ。故郷で大飢饉にあってどうにもこうにもならなくなって、年老いた父と末の弟を残してこうしてお願いに参りましただー」ヨセフ「(あぁ、父さんは生きているのか・・・それはともかく)本当か? 本当なら、一度戻って、その末の弟というのを連れてこい! そうしたら信じてやろう」, 兄たち「オレたちは、ヨセフにひどいことをしたせいで罰を受けているんだ。ヨセフはあんなに助けを求めたのに、我々は耳と貸さないどころか、殺しかけ、銀貨20枚で売り飛ばしてしまった。いかほどの苦しみだっただろうか。あぁ、ヨセフ・・・」, で、外で聞いていたヨセフはむせび泣くわけ。「あぁ、兄さんたちは悔いているのか・・・」と。, 日本人ならこういう「むせび泣き」が大好きなので、きっとたくさん絵に描いただろうけど、実はこのあたりの絵画が意外とない。, あと、趣きない絵だけど、現代のイラストをひとつ載せておく。盗み聞きして涙にくれるヨセフ。, で、兄たちはいったん故郷に戻り、末の弟ベニヤミンを連れてエジプトに戻ってくるわけ。, ペーター・フォン・コルネリウス。前回の「夢を解くヨセフ」でも、印象的な群像を描いていたコルネリウスだけど、この絵もなかなかいい。, 兄たちは戦慄して固まってしまう。だって、殺されてもおかしくない。しかも相手はいまや超権力者。やばい。やばいやばい。殺される・・・。でも、ヨセフは泣きながら言う。, ヨセフが抱きしめているのは同じ母親ラケルの腹から出た唯一の兄弟ベニヤミン(末の弟)。まぁ可愛いわけだ。だが、他の4人のうち、2人のこの表情!  うわっ、悪い目つきw, (というか、こいつ本当にヨセフか?)(んー、ヨセフに見えなくはないが、騙されるなよ)(つか、なんでこいつ大出世してやがるんだ?)(総理大臣様かよ。偉くなったもんだ)(つか、あのヨセフだとしたら、ぜぇっったい復讐してくるぞ。なにせオレたちあんなひどいことしたんだ)(うん、これはきっと罠だ。そんな簡単に許されるはずがない)(こいつ、何企んでるんだ・・・), とか考えてるよな? おい。疑惑、嫉妬、妬み、怖れ、用心、警戒、疑心暗鬼・・・そんな顔のオンパレードは、後ろの方の兄たちもw, まぁ素直に受け取っている兄もいるんだけど、なんだろう、この狡猾な感じ(まぁ超狡猾なヤコブの子ども達だもんね!)。なんでこういう顔をしているのかな、って考えるだけで、ずぅっとこの絵を見ていられるな。, で、ここまで厳しい解釈をしている絵はコルネリウスくらいで、他の画家たちの絵は普通に感動的に描いている。, フランソワ・ジェラール。いやー、わかりやすい歓喜!wちょっと上目遣いの兄もいて、いろいろ表情がおもろい。でも、ちょっと単純すぎるよね。, Léon Pierre Urbain Bourgeoisのは、もう兄たちみんな感動に泣いている感じ。というか、ヨセフ、エジプトにいる間にずいぶん日焼けしたなぁ。, マニエリスム期の画家、ポントルモの横長の絵(クリックすると大きくなります)。これもわかりやすい方向。もう服装も含めてえらく優雅な感じになっている。, シャルル・メニエ。和解というより「まさかヨセフが!」という驚きがより強い絵。左の赤い服の人が地面を指さして何をやっているのかはよくわからないけど。, ギュスターヴ・ドレさんのは兄たちの表情が見えないけど、感動は伝わってくる。ちょっとヨセフが偉そうなのが気になるなw, シャガール。いい絵だね。他にの比べてもなんかほっこりする。ベニヤミンが抱きついて、あとの兄弟たちもホッとしているのがよく伝わってくる絵。, サロモン・デ・ブライ(Salomon de Bray)。これは少し厳しい目線が混じり始めている。左端の兄たちの一部は厳しい目線。ちなみに兄たちの老人具合がいいね(ヨセフが39歳なので、兄たちは40代とか50代だ)(もしかしたら父ヤコブとの再会のシーンかもしれないけど、表題は違った)。, これはわりと厳しめ。アンヌ=ルイ・ジロデ=トリオソン。中央にいるのも兄弟の一部だと思うけど、かなり顔が複雑だし厳しい。, さて、こうして一連を観たあとに、もう一度「今日の1枚」を見てみると、コルネリウスのより厳しい解釈がわかる。, というか、彼ら全員「イスラエル12部族の祖」になるわけで、それぞれにキャラが振り当てられている。その辺の深い意味まであったりする絵なのかもしれないな、と思う(考えすぎかもね)。, あと、この絵を見ているうちに、左端の人がどんどん気になってきたwなんだ、この感動的な場面でのこの遠い目の冷めた表情w, 「ヨセフの兄弟たちがやってきた」と聞きつけると、ヨセフを呼び出して、こう言う(いやぁ、人が好い)。, ジェームズ・ティソさんは、その場面を描いているね(たぶん)。まぁヨセフのおかげでエジプトは大もうけしたので、そのくらい何でもないのだろう。いまやヨセフはエジプトの大功労者だ。, で、ドレさんは、話を聞いた父ヤコブ(イスラエル)がよっこいせとエジプトに向かう様子を描いている。, ヨセフは大金持ちなので、ヤコブも一族も何不自由ない生活を送る。そう、ヨセフは大功労者なので、エジプト人からもリスペクトされているわけだ。, ただ、ここから何百年か経ってモーセの代になると、イスラエル民族はエジプト人の奴隷に成り下がっている。, そこからモーセの苦難の物語が始まるわけだ。そう、モーセは、奴隷根性が染みついたイスラエル民族全員を連れて、エジプトを脱出してカナンを目指すのだ(死ぬほど大変なプロジェクト!)。, 上でも出てきたポントルモは、ヨセフのエジプトでの物語をまとめて、『エジプトのヨセフ』という絵にしている。, この絵の中でのヨセフは4回登場する。赤い帽子に紫のマント、ベージュのチュニックを着ているのがヨセフその人だ。, 左下は、父ヤコブを王さまに紹介しているヨセフの姿。右下では、ヨセフの元に父ヤコブの病の知らせを受けている。そして階段を上るヨセフ。ふたりの息子を連れている。右上では死を前にしたヤコブと、ふたりの息子と一緒にいるヨセフが描かれている。ちなみに中央にたくさん群衆がいるのは、飢饉でエジプトに押し寄せる人たちだ。, 今回もそろそろオシマイ。物語が複雑だったのでなんだか長くなったけど、この物語のラストは、巨匠レンブラントに締めてもらおう。レンブラント『ヨセフの息子たちを祝福するヤコブ』。老いた父ヤコブをエジプトに迎えたあと、ヨセフは自分の息子たちをヤコブに会わせるのだ。そして祝福してもらう。ここでヤコブは、息子の兄と弟の順番を変えて祝福をしてヨセフに抗議されたりするのだけど、省略する。イスラエル民族にとっては大事な話だと思われるけど、まぁ知らなくてもいいかな、と思う。, ちなみに、あんまり他の絵で見たことないけど、この絵ではヨセフの横にヨセフの妻アセナトが描かれている。調べたら、このアセナト、なんと、あの、最初のご主人さまで、妻に誘惑された、ポティファルの娘であった。なんとなんと!ポティファルではなく、ポティフェラ(別人)の娘という説もある。でもポティファルの娘と取っている本もある。, いやぁ〜、そうだとしたら、結婚した理由が知りたいわ。冤罪の張本人の娘だぜ・・・マジかいな。理由は探しても出てこない(いまのところ)。, ちなみのちなみに、父ヤコブ(イスラエル)はこのあと死んでしまうのだけど、死ぬ前に12人の子ども達をそれぞれ祝福する。, その祝福の言葉をシャガールがステンドグラスでとてもわかりにくく表現しているので、それを載せて今回は終わりにしたい。, 上段、左から、ルベン、シメオン、レビ、ユダ。中央、左から、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル下段、左から、イサカル、ゼブルン、ヨセフ、ベニヤミン, @ハダサー学院大学医療センター内ユダヤ教会(Abbell Synagogue in Hadassah Medical Center)。, ちなみに、祝福の言葉について、それぞれにヤコブが何を言ったかは、たとえばこのサイトなど。, 「創世記」のあとは「出エジプト記」なんだけど、その前に、次回はヨセフの物語の復習と、あと、小さなエピソードで取り上げていなかったものがふたつあので、それも。「ディナ」と「ユダとタマル」というお話。, ※※間違いなどのご指摘は歓迎ですが、聖書についての解釈の議論をするつもりはありません。あくまでも「アートを楽しむために聖書の表層を知っていく」のが目的なので、すいません。, ※※※この記事で参考・参照しているのは、『ビジュアル図解 聖書と名画』『イラストで読む旧約聖書の物語と絵画』『キリスト教と聖書でたどる世界の名画』『聖書―Color Bible』『巨匠が描いた聖書』『旧約聖書を美術で読む』『新約聖書を美術で読む』『名画でたどる聖人たち』『アート・バイブル』『アート・バイブル2』『聖書物語 旧約篇』『聖書物語 新約篇』『絵画で読む聖書』『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』 『西洋・日本美術史の基本』『続 西洋・日本美術史の基本』、そしてネット上のいろいろな記事です。, 古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。, アートをもっと包括的に知りたい、という思いから、いろいろと勉強を始めました。その経過をちょぼちょぼと書いていきます。, 聖書や神話を知らんと理解できんアートが多いのでエピソード別にまとめてみる(旧約聖書篇31) 〜「兄たちと和解するヨセフ」, コミュニケーション・ディレクターです。 28そしてイスラエルは言った、「満足だ。わが子ヨセフがまだ生きている。わたしは死ぬ前に行って彼を見よう」。 今、良心の呵責に苦しんでいる人はすぐに、神に罪の告白をし、許しを求めましょう。神は快く赦してくださいます。キリストの名を通して祈りましょう。また誰か人に対して、苦しんでいる人は、その人に正直に告白し、許しを願いましょう。そして爽やかな気分になりましょう。 1 そこでヨセフはそばに立っているすべての人の前で、自分を制しきれなくなったので、「人は皆ここから出てください」と呼ばわった。それゆえヨセフが兄弟たちに自分のことを明かした時、ひとりも彼のそばに立っている者はなかった。 22まためいめいに晴着を与えたが、ベニヤミンには銀三百シケルと晴着五着とを与えた。 3ヨセフは兄弟たちに言った、「わたしはヨセフです。父はまだ生きながらえていますか」。兄弟たちは答えることができなかった。彼らは驚き恐れたからである。 6この二年の間、国中にききんがあったが、なお五年の間は耕すことも刈り入れることもないでしょう。 にほんブログ村 1995年から個人サイト「さとなお.com」を運営しています。, 超時短スパイスカレーを、生活に取り入れてみる(3)〜ホットクックでたまねぎを一週間分炒めてみる, >ここでヤコブは、息子の兄と弟の順番を変えて祝福をしてヨセフに抗議されたりするのだけど、省略する。, 次回はヨセフの物語の復習と、あと、小さなエピソードで取り上げていなかったものがふたつあので、それも。「ディナ」と「ユダとタマル」というお話。.

23また彼は父に次のようなものを贈った。すなわちエジプトの良い物を負わせたろば十頭と、穀物、パン及び父の道中の食料を負わせた雌ろば十頭。 17パロはヨセフに言った、「兄弟たちに言いなさい、『あなたがたは、こうしなさい。獣に荷を負わせてカナンの地へ行き、 E ヨセフと兄弟たち 42:1-45:28 【聖書】マタイによる福音書12章1~11節 【説教】「わたしのもとに来なさい」... 【聖書】マタイによる福音書11章2~11節 【説教】「バプテスマのヨハネより偉... 【聖書】マタイによる福音書10章34~39節 【説教】「平和か剣か」 2020/8/23, 【聖書】マタイによる福音書10章1~10節 【説教】「弟子たちの派遣」 2020/8/16, 礼拝メッセージの要約、キリスト教関連のリンク集、イベントカレンダー等を掲載しています。, 【聖書】マタイによる福音書14章22~33節 【説教】「再び嵐の中で」 2020/10/18 倉敷ホーリネスチャーチ, 【聖書】マタイによる福音書14章13~21節 【説教】「天国での祝宴」 2020/10/11 倉敷ホーリネスチャーチ, 【聖書】マタイによる福音書13章44~52節 【説教】「天の御国の宝さがし」 2020/10/4 倉敷ホーリネスチャーチ, 【聖書】マタイによる福音書13章24~29節 【説教】「独麦が生えてきた」 2020/9/27 倉敷ホーリネスチャーチ, 【聖書】マタイによる福音書12章1~11節 【説教】「わたしのもとに来なさい」 2020/9/6, 【聖書】マタイによる福音書11章2~11節 【説教】「バプテスマのヨハネより偉大な者」 2020/8/30. 27そこで彼らはヨセフが語った言葉を残らず彼に告げた。父ヤコブはヨセフが自分を乗せるために送った車を見て元気づいた。 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4.

25彼らはエジプトから上ってカナンの地に入り、父ヤコブのもとへ行って、

宜しければクリックをお願いします。 11ききんはなお五年つづきますから、あなたも、家族も、その他のものも、みな困らないように、わたしはそこで養いましょう』。

目 種類 アニメ, COUNTIFS エクセル, 夜に なると 寒気, 高橋真梨子 名曲集, どんぐり虫 成虫, Twitter おすすめユーザー ミュート, シャドーハウス 70, ケインコスギ LoL, 白猫温泉物語 ジュエル数, 炭治郎 カナヲ 漫画, 恋空 図書館, Twitter 電話番号検索 やり方, 休日課長 東芝, インフルエンザ 入院者数 年間, ドリップコーヒー 通販 安い, Twitter トレンド ニュース スポーツ 表示されない, ファイナルカットプロ 使い方, 竈門炭治郎のうた Akano, インスタ ユーザーネーム, 鬼滅の刃 ミニフィギュア, 宇多田ヒカル Time 英語, エクセル 単語 カウント, エヴァンゲリオン 映画 DVD, 清水かほ 朝ドラ, 英語 メール 自己紹介, エヴァq ケンスケ, コロナが流行している 英語, ケイン コスギ 家族, 水分をとる 英語, Twitter Dm 通知 来ない, 剣客商売 婚礼の夜 動画, 全て理解しました 英語, 萬 うかんむり, 錆兎 なんj, 半分青い 女優, ドンキホーテ 缶コーヒー, Comic 意味, 松田詩野 血液型, 森七菜 CM, 渚カヲル 嫌い, 渋谷すばる 二歳 Dvd, スタンリー トゥッチ トランスフォーマー, ご了承 ご承諾, 雷の呼吸 漆ノ型 火雷神, シャドーハウス 29話, 第7の使徒 名前, 白猫 パーティ 編成 おすすめ, 一致 類義語, 鬼 滅 の刃 1巻 何話まで, 桜田通 ファンクラブ, ツイッター リプ 読み込め ない, Twitter 認証コード 電話, 紅茶 スペル, 大分市立城東中学校 吹奏楽部, 授与 交付 違い, 鬼滅の刃 無限列車 チケット, 仮面ライダーサウザー ネタバレ, 静岡 パフェ, 深川麻衣 現在,

コメントを残す